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いわきFC・スタジアム整備に向けて 子どもたち「レゴ」で自由に表現

 サッカーJ2・いわきFCの新スタジアム整備に向け、子どもや若者の意見を盛り込むための「ユースプロジェクト」が展開されている。ユースプロジェクトのうち、3回目の意見交換の場「ユースフォーラム」が25日、平のいわき産業創造館で開かれ、今回はレゴブロックを使って「いわきの好きな場所」「いわきのあったらいいな」といったテーマで、約50人が自由な発想を作り上げた。
 いわきFCの運営会社・いわきスポーツクラブは今年6月、新たなスタジアムのための検討委員会「IWAKI GROWING UP PROJECT~想いを紡ぐ、地域を繋(つな)ぐ~」を発足させた。いわき市や双葉郡の有識者を招いた分科会が設けられ、上林功・追手門学院大准教授を座長に、今後の方針が議論されている。
 今回の講師には、宮城県仙台市でレゴスクールを運営する伊藤宏明さんを招き、短時間で区切りながら、レゴブロックでスタジアムにまつわるイメージを表現してもらった上で、互いに質問し合う形式で進められた。こうした取り組みは企業のプロジェクトでも活用されており、潜在意識からアイデアが生み出されるという。
 制作に当たってはスタジアムの立地を、いわきの街・海・山と設定し、参加者は自分が思い描く建物や風景を創出した。伊藤さんは「自分でも思いつかないようなアイデアがどんどん出てくる。この思いを基に、素晴らしいスタジアムができあがってほしい」と期待を込めた。
 いわきスポーツクラブの大倉智代表取締役も「子どもたちが考えるいわきのいま、そして未来を感じた。柔軟な想像力には驚かされる。一つでも実現できるよう、今度は大人が頑張らないといけない」と語った。
 上林氏は分科会での議論に加え、ユースフォーラムでの多彩なイメージを踏まえ、スタジアムの簡易模型に着手すると明かした。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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