明治安田J2リーグの第30節として、8位のいわきFCは7日、アウェーの白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)に乗り込み、19位の鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、3-1で勝利した。いわきの通算成績は13勝7分け10敗の勝ち点46。順位は前節と同じ20チーム中8位に付けている。次節は15日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきで、3位のV・ファーレン長崎と戦う。キックオフは午後4時。
いわきは2連敗中で、J1昇格プレーオフ圏内(6位以内)を目の前にして足踏みしていたが、3試合ぶりの勝利に沸き立った。
試合は序盤からいわきが主導権を握ると、前半30分にカウンターからMF西川潤(22)が敵陣右でうまくボールを運ぶと、そのまま中央に切り込んでミドルシュートを放ち先制点を奪取。39分には敵陣左でフリーキックを獲得し、DF山下優人(28)がファーサイドに巻き込むようなボールを蹴り込むと、MF谷村海那(26)がドンピシャに頭で合わせて追加点を手にした。
後半に入っても勢いを保ち、13分に山下が左サイドからふわりとしたクロスを入れ、再び谷村がヘディングでゴールネットを揺らした。谷村は合わせて今季17ゴールとなり、再びJ2得点ランキングの単独トップに立った。アディショナルタイムに1点を返されたが、追いすがる鹿児島を振り切った。
谷村は「最後の失点はいりませんが、2連敗している中で勝利できて良かった。1点目も2点目も、山下選手が良いボールを上げてくれたおかげだと思います。プレーオフもかかっているので、勝利できるように頑張っていきたい」と力強く語った。
(写真:この日2点目もヘディングで決めた谷村)Photo by J.LEAGUE/J.LEAGUE via Getty Images
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