人類の夢の「不老不死」を実現しているベニクラゲの外見は、か弱い。大きさはわずか1cmほど。全身は透明で生殖と摂食を担う口柄の中心部が紅色、細かい触手は341本もある。いわき沿岸では夏から秋にかけて、海面付近を漂っている姿をみることができる。
ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」のふくしまの海~大陸棚への道~。近くの海で採集した100匹ほどを展示している。成熟して死が近づくとポリプへ若返りを図る。こんな小さな生き物にどんな秘密が隠されているのか。興味が尽きない。クラゲは昔から幸せの象徴、縁起物としても親しまれている。
(写真:水槽内をぷかぷかと漂うベニクラゲ)
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