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春陽会の福島研究会展 22日に好間・ギャラリー木もれびで開幕 峰丘さんら出品

 岸田劉生ら、日本美術史に名を刻む数多くの洋画家が在籍した美術結社「春陽会」。その福島研究会の合同展「第4回福島研究会展」は、好間町榊小屋のギャラリー木もれびで、22日から26日まで開かれる。今年設立100周年を迎える同会の会員で、研究会主任の峰丘さんをはじめ、会員10人の力作約30点を展示する。
 春陽会は1922(大正11)年に設立し、足立源一郎、山本鼎、梅原龍三郎ら著名な画家が名を連ね、個性尊重の理念を柱に活動を継承してきた。戦争、自然災害、そして新型コロナとさまざまな災禍をたくましく乗り越えながら、国内アートの発展に寄与している。
 峰丘さんは20代で同会に所属し、約半世紀が経つという。若手作家の発掘や次世代育成に取り組み、中央に送り出すサポート役を担ってきた。研究会員は各自、年1回の春陽会展へ出品する作品を制作。合同でスケッチ旅行や美術館研修、合同展などを行い、切磋琢磨している。現在は20代から70代と、幅広い年代の男女約10人が所属している。
 今年は、国立新美術館で4月19日~5月1日に開かれた100回記念の春陽展に出品し、過去最多の10人が入選した。コロナ禍を経て久しぶりに研究会の活動も再始動し、「会員も力が入っていることと思う」と峰丘さん。
 約5年ぶりに迎える福島研究会展では、「中央展に出品している人たちの意気込みと、アートの力を見てもらえたら」と語る。峰丘さんも東日本大震災の津波犠牲者に捧げる献花シリーズや、放射能の海洋汚染へ警笛を鳴らす一連の作品のなかから、ピックアップして展示する。
 出展メンバーは薄美可、大竹恵理、大塚弘、佐藤未来、四家友幸、横山千晶、関根正二、中塚将太、渡辺光江さん。開廊時間は午前10時半~午後4時半(最終日は午後3時まで)。

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