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2015.03.28

会津若松市内を歩いていると、さまざまな場所で会津藩ゆかりの案内看板が立っていて、その場所の歴史的背景をわかりやすく説明してくれる▼菊人形で知られる二本松城(霞ケ城)で驚いたのは、城内の各所に「ここは戊辰戦争で誰が戦死した場所です」という案内が掲示されていること。ひるがえって、いわきの街なかにそうした歴史を教えてくれる案内物がないことに不満を感じていた▼しかしこのほど、鮫川を挟んで植田町と錦町を結ぶ県道の鮫川橋付近に完成したポケットパークに、吉田松陰来訪の碑や街道の分岐点の道標、大正時代の道路元標、江戸時代の渡し船など歴史的な遺構を説明する立派な案内板ができたのを見てうれしかった▼磐城平城の城下町には、遺構や地名・住所に往時をしのぶ場所がいくつかある。城の再建は無理でも、せめて足元の歴史にスポットライトを当てる案内板ぐらいは設置できないか。現在の街並みと比較した新旧の地図も見たい。

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