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2015.06.12

ラトブ1階の西側一角に写真コーナーが開設されている。タイトルは小川郷駅100周年記念事業企画展「春の小川で草木をまとう」▼壁一面に昔日の街並み、同駅周辺を撮影したモノクロ写真が並ぶ。今でこそやや牧歌的な感もするが、昭和30年代ごろまでは大手企業の工場が立地されていた。ゆえに人口も多く、にぎわいもあったと想像できる▼小川町に縁があるため、幼少時から電車を使いよく訪れた。唱歌の一節ではないが小さな川で泳ぐ魚を記憶している。当時に比べ道路事情はよくなったが、自然のありように大きな変化はない。その同駅前であす13日夕から「小川の郷音楽祭」が開かれる▼市内外で活躍するグループに加え、児童が町をテーマにした歌を発表するという。100周年記念実行委員会では、このほかにも夏にかけてさまざまなイベントを予定する。思えば現代に名を残す偉人も多く輩出するなど、豊かな精神を養う土壌もあるようだ。

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