2010.09.22
最近の交通事故を見ると、高齢者が犠牲になる割合が年々増加している。秋の交通安全運動が昨日からスタートした。今年の運動の基本は「高齢者の事故防止」だ▼以前は、スピードの出し過ぎや信号無視など、どちらかといえば若者の無謀運転に対して注意を喚起する内容が多かったが、ここ数年は高齢のドライバーや歩行者への安全啓発を主にしたものが目立つようになった▼自分では元気なつもりでも加齢による身体能力の衰えはいかんともしがたく、とっさの判断力の低下が事故の危険性を大きくしている。それでなくともこれからの時期は、夕暮れが早まり、ドライバーにとっては地味な服を着た歩行者はやみに溶け込み、見づらくなる▼高齢者に限らず歩行者は夜光反射材を身に着けるなどして、ドライバーに自分の存在を少しでも早く知ってもらうことが大事になってくる。ドライバーの方は早めのライト点灯で、いわき市から交通事故を無くしたい。