2016.06.22
今日、参院選が公示され選挙戦がスタートした。今回から選挙権年齢を18歳に引き下げて市内初の選挙だけに、選挙に対する若者の興味が気にかかる▼若者を取り込むことで投票率アップを狙ってのことだが、当の若者たちの話を聞くと、思惑通り事が運ぶのか気になるところだ。間違いなく投票に行くという若者がいる一方で、1票を投じたからといっても何も変わらないのでは、と疑問の声が聞かれるのも事実▼今さらながらだが、全国的に低投票率が常態化しているにもかかわらず、旧態依然とした政治や行政の責任は重いと言わざるをえない。だからといって、投票を棄権してもいいということにはつながらない。国民の声を国政に反映させる代表者を選ぶ大事な選挙だ▼今の政治家は私利私欲に走り、国民のための政ごとをないがしろにしていると批判するが、有権者の1票が積み重なることで政治を変えることもある。権利を放棄することなく、投票所へ。