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2016.10.07

芸術の秋でもないが市内各地で美術展、演奏会などがたけなわである。第48回市民文化祭も始まり、11月27日まで芸能発表、作品展示会が開かれる▼内訳は茶会、写真展、女声合唱、短歌、アンサンブルとこれ以上ある。それだけ市民の文化的志向が高いというもの。習い事は根気がいる。ある作家の文章に「稽古とは、理不尽とも思えることをすべからく受け入れること」などとあった▼師匠の教えが意に沿わぬことであっても、修行として忍従しなければならないようだ。さてこちらは発表、披露ではなく取材する側。できるだけ多くの催しを紙面に紹介したいのだが、時に「はてな」と思うことがある▼先日、ある演奏会に足を運んだ。受け付けに向かい、取材の申し出をしようとした矢先、「チケット持ってますか」とやや強い調子で言われた。こう切り出されると二の句が告げない。誰であろうとまず「いらっしゃいませ」ではないか。どうも釈然としない。

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