2016.11.14
11月10~16日は「アルコール関連問題啓発週間」。平成26年施行のアルコール健康障害対策基本法により規定された▼期間中には各地で、関連フォーラムやセミナーなどが展開されている。多量の飲酒や、未成年・妊婦の飲酒など、いわゆる不適切な飲酒によるさまざまな問題に関する意識の啓発を図っている▼酒は「百薬の長」ともいわれるが、不適切な飲酒は、臓器障害やアルコール依存症といった本人の健康面だけでなく、暴力や虐待、飲酒運転といった深刻な社会問題につながる「怖い飲料」でもある。酒で命を縮めたり人生を誤ったりした例を耳にすることも、少なくはない▼「酒は飲んでも飲まれるな」とはよく言ったもので、要は付き合い方次第なのだが、これにはメンタル面が多分に関わってくる。そして、現代のストレス社会においては「飲まれる」危険度が高まることも多そうだ。そんな時は、本人の意志に加え周囲のサポートがとても大切になってくる。