2017.02.02
先日友人と酒を飲んでいた時、箱根駅伝の話になった。青山学院の3連覇に、その強さは、どこにあるのか。酔いも手伝ってか、評論家気取りでの分析が遅くまで続いた▼強さに惹かれて選手も集まってくるのは事実だろう。ただ、それは今のことで、最初はそうではなかったはず。意見が一致したのは、指導力だという事。スポーツに限らず、その道に精通したものが指導者になるというのが通例だが、青山学院、原監督の場合はちょっと違うようだ。陸上経験はあるものの、会社員からの転身者だ。そこにポイントがある▼選手との信頼関係を築くことが何よりも大事な事。監督の話を聞くと、それがよく分かる気がする。経験者には見えないけど、効果絶大な事。枠にとらわれないことを実践しているから成功しているんだと思う▼一般社会にも言えることだ。専門になればなるほど意外と視野が狭くなってしまうもの。聞く耳をもって、全体を見渡す余裕が成功を生む。