2017.09.22
名前は忘れたが、なりたかったものに「忍者」と答えた著名人がいた。戦国時代、諸国に存在したといわれる戦闘かつ諜報に従事した闇の人間たち。女性も含まれ「くノ一」などと呼称される▼本、テレビの世界で知る限り、体力、知力を駆使し仕える藩主に忠誠を尽くす。当然、命も賭すわけだ。あす23、24日に磐城平城本丸跡地で「ニンジャ体験道場」が開かれる。今年5、7月に続く3回目の開催である▼対象は小学生以下とあるが、大人の参加も自由。忍者の心得を学び、簡単な術を試す。修了試験を受けたあと「免許皆伝」が贈られるという楽しいイベントだ。ただし主催者の告知では「会場には駐車場がございません。車でお越しの際は、駅周辺の有料駐車場などをご利用ください」とある▼もともと閑静な住宅地で余分なスペースはない環境。先の市長選でも問われた「はこもの」建設の是非。人を集めるには、まず足の確保から考えなければならない。順番が逆の気がする。