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2018.01.16

先日、「NHKスペシャル アーカイブス・カラーでよみがえる東京」を見た。過去100年間に撮られた白黒フィルムをフランスのプロダクションがカラーに再現したものだった▼以前、同じ番組を放送したが今回は編集を加えず、内容も充実していた。巨大都市東京の変ぼうが庶民生活を通じ、生き生きと伝わってきた。リアルな色彩は、関東大震災の業火、太平洋戦争時の暗いムードを見事に表していた▼特に関東大震災を映像に収めた外国人の感想が述べられている。古来から多くの自然災害に見舞われてきた日本人は、この現実を粛々と受け止め、混乱をきたした様子はないと。この状況は、先の東日本大震災にもいえよう▼発生当時から数カ月間の出来事は思い出したくもないが、現実に起きたことである。あす17日は「阪神・淡路大震災」から23年。災害を共有したからこそ、被災された人たちの痛みが分かる。さらに不測の事態を常に意識すべきだ。

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