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2018.12.13

今年の世相を表す漢字は「災」。平成7年、日本漢字能力検定協会が一般に募集し始まったものだが、今では年末の風物詩となっている▼今年は、2月の北陸地方での豪雪。6月の大阪北部地震そして西日本での豪雨。9月には北海道を襲った地震。台風被害も多かった。平昌五輪での日本選手の活躍も記憶に新しいが、こうして振り返ってみると、「災」に納得といったところだろうか▼また、今年はプロ、アマを問わず、パワハラ問題に揺れた1年でもあった。まさしく、当事者、そしてファンにとっては、「災」の一年だったかもしれない。ただ、後ろばかりを見ているわけにはいかない▼思えば東日本大震災の年の漢字は「絆」で、災いの後に「絆」という強い人の輪ができたのだ。人には困難に立ち向かう勇気と情熱がある。「災い転じて福となす」の諺が示すとおり、人の力で、災いを吹き飛ばし、来年は、誰もが納得できる希望の漢字が選ばれることを願う。

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