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2018.12.21

毎日、時間に追われる作業を続ける中、気が付けば今年も10日を残すのみとなった。今年初めは新年あいさつのため、来社する方々の応対に始まり、市内各地の成人式取材といつものように続いた▼冬の午後遅く、外出時に見る西の空を染める夕映えに心奪われながらも、年末作業の煩雑さに心身共に埋没していく。わずかな楽しみといえば、最終発行後の2日間くらいだろうか。年内最後の自由の身、時間を何にあてるかとあれこれ考える▼大掃除、年賀状書きなど、年末すべきこともここ数年は怠けがち。日頃から伝統文化の継承をなどと唱える立場だが、これではいけない。さて、市内に伝わる生活風習、失われゆく行事などを紹介する施設に「市暮らしの伝承郷」がある▼送られた案内を見ると正月飾り、山入り、農立てをはじめ、百人一首体験、新春箏コンサートなど新年の雰囲気を伝える催しが数々ある。古民家が並ぶ敷地内は、日本の原風景を感じさせる。

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