2019.05.17
以前から気になっていた事案が本紙を検索するうち、判明した。記事は昭和56年6月にあったが読み進めるうち、思い込んでいた事実と反していた。これが本題ではない。前後のページをめくるうち、1面肩に「ズリ山に咲くニセアカシア」と1段見出しが目に入った▼文中、ピラミッドのような常磐炭田の遺跡ズリ山の頂が…とあり、緑化目的に頂上付近に手を加えた結果、フジのような白い花を咲かせたという。写真もあるので事実だろう。このズリ山、内郷近辺から見ることができたが、風化し視界から消えて久しい▼このズリ山が映像で蘇る。本市を舞台にした映画を紹介するイワキナスタルジックシアター第4弾「浮草日記」で見ることができる。昭和30年の作品で、地方回りの旅芸人の一団が炭鉱ストライキに巻き込まれる人情喜劇。監督は「白い巨塔」などを手掛けた巨匠山本薩夫。上映日は6月23日、平のいわきPIT。千円の有料だが、一見の価値はある。