2019.07.23
高校野球の会場にはさまざまな選手がいる。最も華やかなヒーローになれるチャンスがあるのはレギュラー選手。その次はベンチの控え選手たち▼ここまでは背番号20までをもらえて試合に出場できるが、プレーヤーではなくむしろコーチとして活躍の場を与えられる選手もいる。ベンチにいても背番号やユニホームを与えられない記録員がいる▼ベンチのすぐそばにいても試合に出られない背番号のないユニホームの野球部員はボールボーイ。今日のような雨の日はコンディションのいいボールを用意するため大忙しだ。スタンドの観衆の間にはファールボールを回収する役割の部員もいる。同じスタンドには一般生徒や保護者、OBらと一緒に選手たちを応援する部員がいる▼そして球場外では入場券を売りさばき、駐車場係としてトランシーバー片手に走り回っている部員も。試合は、たくさんのプレーできない部員によって支えられている。だから背番号は、重いのだ。