2019.11.20
早いもので今年も残り1カ月ちょっと。師走が近づくにつれ、日中でも気温が上がらず寒い日が続いている▼寒い日は風呂に入って温まって寝たいものだ。そこで気をつけなければいけないのが「ヒートショック現象」。温度差によって血圧が急激に変動することで引き起こされる。特に入浴の際、裸になり寒い脱衣所から温かい湯船につかったときに、心筋梗塞や脳梗塞を起こしたりする。毎年、5000人弱の高齢者が浴槽で溺れて亡くなっている▼防ぐ手立てとしては、脱衣所と浴室内の温度差をできるだけ少なくすることだ。脱衣所に暖房器具を置いたり、浴槽にお湯がたまっているときは風呂のふたを開けたりして、前もって浴室内を暖めておくといい。他にも湯の温度は41度ぐらいにし、長湯、飲酒、食後の入浴は避けたい▼ヒートショックに気をつけると同時に、浴室内での転倒防止のための手すりを付けたりして、安全性を高めることもお忘れなく。