2020.8.19
お盆が過ぎても一向に暑さが収まらない。これからは暑さに加え、台風など自然災害への警戒も必要になる▼長雨で各地に未曽有の被害を出した今年の梅雨。九州や東北地方を襲った集中豪雨では、河川の決壊による水害に、猛暑が追い打ちをかけた。被災地では新型コロナウイルス感染予防の観点から、ボランティアが集まらず生活再建に向けた復旧作業がはかどらないという▼今後気を付けなければいけないのは、台風の襲来である。昨秋の東日本台風の時にでも分かる通り、想像を上回る雨量が短時間で降り、市内各地で甚大な被害が出た。大雨の予報が出たら水害から身を守るため、安全な場所への早めの移動と避難を心掛けたい▼長雨の影響は農家も直撃している。秋の収穫期を前に7月の低温や大雨、日照不足から農作物の不作が予想される。コロナ禍でマスクが欠かせないだけに、いつも以上に熱中症へのリスクが高まる。細目の水分補給など注意を怠りなく。