2020.9.9
市議選も中盤、今まさに立候補者は激しい舌戦を繰り広げている▼今回は定数37に対し、41人が立候補する混戦模様となっている。各候補者は市内くまなく選挙カーを走らせ、有権者に支持を訴える。ここまではいつもの光景だが、今回は新型コロナ感染に配慮し、街頭での演説や集会を自粛する候補者が少なくない。有権者にとっては候補者の生の声が聞けず、候補者選びに迷うところだ▼ところで選挙のたびに話題になるのが投票率。前回の市議選は46%で約2人に1人が棄権したことになる。本市は少子高齢化、雇用、経済再生と課題は山積。待ったなしの中、市政を担う代表を選ぶ選挙がこのありさま。どう解釈したらいいのか。他の選挙と同じでだれが当選しても何も変わらないと、あきらめからの棄権なのか▼政治への不満を表すために棄権という方法もあるが、それでは自らの主張が政治の場に反映されないばかりか、声すらも届かない。まずは投票権の行使を。