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2021.03.19

社内の資料整理をする中、本社発行の古い観光ガイドが数点見つかった。昭和31年『觀光石城案内』、33年『観光と産業・いわき案内』、38年『たいらの観光』と改訂版も含めた5種類。いずれも表紙はカラー、多色刷りで中身の写真は青の単色▼特に旧5市合併前から「いわき」とする標記が使われていたことに少々驚いた。もっとも本紙題字は当時から平仮名だったため、違和感はなかったのだろう。中身だが名所旧跡、景勝地は現在とあまり変わりはない▼その一つに、塩屋埼灯台がある。解説文には「天高くそびえる白亜の塔は高さ二十六㍍(中略)近海航路の指針である灯台からの眺望雄大」。先日、東日本大震災から10年の企画展が開かれている現地を訪れた▼断崖の地に施設を作った先人に敬意を表しながらも、勾配のきつさが運動不足の身にこたえた。どうにか登り切ると白波立つ春の海が見渡せた。企画展は21日までだが、その眺めには心洗われる。

社内の資料整理をする中、本社発行の古い観光ガイドが数点見つかった。昭和31年『觀光石城案内』、33年『観光と産業・いわき案内』、38年『たいらの観光』と改訂版も含めた5種類。いずれも表紙はカラー、多色刷りで中身の写真は青の単色▼特に旧5市合併前から「いわき」とする標記が使われていたことに少々驚いた。もっとも本紙題字は当時から平仮名だったため、違和感はなかったのだろう。中身だが名所旧跡、景勝地は現在とあまり変わりはない▼その一つに、塩屋埼灯台がある。解説文には「天高くそびえる白亜の塔は高さ二十六㍍(中略)近海航路の指針である灯台からの眺望雄大」。先日、東日本大震災から10年の企画展が開かれている現地を訪れた▼断崖の地に施設を作った先人に敬意を表しながらも、勾配のきつさが運動不足の身にこたえた。どうにか登り切ると白波立つ春の海が見渡せた。企画展は21日までだが、その眺めには心洗われる。

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