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2021.07.06

きっかけは津波で愛車を失った10年前の東日本大震災だった。会津若松市に避難中、義妹の父が乗っていたホンダ・インサイトの燃費に驚き、ホンダ、トヨタのハイブリット車を乗り継いでいる▼1台目に購入したステーションワゴンには運転操作の状態に応じ、葉の増減でエコ運転を採点する「ECOスコア」がディスプレー上に表示。購入当初、スコアが上がると葉が増えるのがうれしくて、低燃費走行と加減速の少ないアクセル操作を心掛けた▼先ごろ、自動車評論家国沢光宏さんらが水素で走るトヨタの「ミライ」で1回の水素充填での世界記録となる1040・5㌔を達成した。都内に向け、いわき鹿島水素ステーションをスタート。聞けば、ゴール到着時、まだ水素に余裕があったという▼「ミライ」は新車で700万円超。補助金も充実しているが、一会社員ではまだ手が届かない高級車。もうちょっと買いやすくなったら、一度はハンドルを握ってみたい。

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