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2021.07.13

東京で4度目の緊急事態宣言が発令されたが、人流の抑止につながるのか疑問だ。強制力を伴う都市封鎖などは法律上難しいとはいえ、規制の緩い対策では危機感も薄れ、繰り返すとつい〝慣れ〟から〝油断〟が顔をのぞかせる▼人流を分散させる手法として在宅勤務などが話題となったが、それは一部都市圏や大企業での話。設備投資すらままならない中小零細企業では、オンラインサービスを日常的に活用するまでにはなかなか至らない▼例え環境が整っても、地方のビジネスマンにとっては、自宅外で無料Wi‐Fi完備の働く場所を確保することは難しい。本市では一部飲食店などに限られ、はしごをしていては財布が持たない▼そんな中、湯本駅に無料ワークスペースが誕生した。聞けば今後、市内全域に同様の場を増やしていくという。波の音を背に、森林浴しながら働く。人流の分散にも役立つだろう。〝いわきらしい〟働き方が近く注目されるかもしれない。

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