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2022.03.10

11年前の今日、朝の6時半ごろだったろうか、震度4の地震が起き、自宅マンションのエレベーターが止まった。「ちょっと大きかったね」誰もがその程度で気にもとめなかったに違いない▼その地震が予兆だったかのように翌日、東日本大震災が起きてしまった。津波により原発の事故も誘発され、未曽有の大災害となってしまった▼そんな思いを頭に巡らせていた時「チェルノブイリ」というアメリカのテレビドラマを見た。設計や操作等のミスによる事故というよりは人災で、福島の場合とは全く異なるが、放射能の恐ろしさは、同じ被災者として身に染みる思いだった▼今でもゴーストタウン化した駅前を思い出す。断腸の思いで休刊を余儀なくされた1週間もあった。社内で電話の対応に追われ、四倉に集結した東京消防庁のハイパーレスキュー隊の出陣も見送った。原発の必要性は理解できるが、有事の際に何もできないという矛盾を埋めることができない。

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