2022.03.17
トランペットに憧れて吹奏楽部に入ったのは中学生の時。その影響もあってクラシック音楽に傾倒し始めたのもそのころだった。初めて買ったレコードも覚えている。オープニングのトランペットに誘われて買った「展覧会の絵」だった▼ムソグルスキーのピアノ組曲をラヴェルがオーケストレーションしたものだった。何度聞いても素晴らしい曲だが、「キエフの大門」と名づけられた終楽章が素晴らしい。その「キエフ」が今、危機に瀕している▼旧ソ連から独立したキエフを首都とするウクライナがロシアから侵略の危機にあるのだ。連日、砲弾行きかう戦況が報道され、心が痛む思いだ▼ロシア国内では、「大本営発表」に象徴される戦前の日本を思い出される情報統制がなされている。ロシアの横暴さが叫ばれているがそもそも紛争に善悪はない。双方が悪なのだ。キエフに大門が今でもあるのかはわかないが、その音楽は今でも受け継がれている。消し去ってはいけない。
トランペットに憧れて吹奏楽部に入ったのは中学生の時。その影響もあってクラシック音楽に傾倒し始めたのもそのころだった。初めて買ったレコードも覚えている。オープニングのトランペットに誘われて買った「展覧会の絵」だった▼ムソグルスキーのピアノ組曲をラヴェルがオーケストレーションしたものだった。何度聞いても素晴らしい曲だが、「キエフの大門」と名づけられた終楽章が素晴らしい。その「キエフ」が今、危機に瀕している▼旧ソ連から独立したキエフを首都とするウクライナがロシアから侵略の危機にあるのだ。連日、砲弾行きかう戦況が報道され、心が痛む思いだ▼ロシア国内では、「大本営発表」に象徴される戦前の日本を思い出される情報統制がなされている。ロシアの横暴さが叫ばれているがそもそも紛争に善悪はない。双方が悪なのだ。キエフに大門が今でもあるのかはわかないが、その音楽は今でも受け継がれている。消し去ってはいけない。