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2022.03.31

今月17日の片隅抄に読者からのお叱りの手紙をいただいた。ウクライナに対するロシアの侵略行為に関し、「紛争に善悪はない、どちらも悪だ」だという表現に、ウクライナが悪だということに看過できないというものだった▼もちろんウクライナを名指しで悪だと言っているわけではないが不快な思いを与えてしまったことに猛省しているところだ▼真意は、現在のロシアとウクライナの紛争を例にとり、武力衝突には、双方に甚大な被害、特に民間人の犠牲が避けられないことに、後悔しか生まれない。防衛は悪ではないが、そのあさましい紛争、戦争に対してのこと▼ただ、武器の提供等、紛争を助長するかのような各国の支援体制には疑問が残る。もちろんウクライナを思ってのことなのは理解できるが新たな破壊と悲しみしか残らない。防弾チョッキの提供で論争が起きた日本に、いら立ちもあったが、反戦の強固な意思表明と評価したい。武力で、平和は勝ち取れない。

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