2022.07.01

　きょう見上げた晴天の空にわずかに浮かぶ白い雲。解放的な夏が到来した。先月29日、いわき地方を含む東北南部が梅雨明けした。気象庁によると、昭和26（１９５１）年の統計開始以来、６月中は初という▼昨年は梅雨入りから明けまで、約１カ月。今年はわずか２週間と、これまでにない短期間だった。気になるのは、日常生活に支障をきたす電力ひっ迫にある。スイッチひとつで快適な生活を享受するが自然の軸が狂うたび、不自由な生活に逆戻りすることは体験済み▼命の危険を伴う熱中症対策には不断の水分摂取、クーラーなどによる体温調整が叫ばれている。これにならえと先日、自室のクーラーを運転させるため乱雑な周囲の片づけを試みたが、あまりの暑さのため断念した▼屋外はもとより、屋内で体調を崩す場合があることから無理をしないようにした。長引くコロナの防止対策にも馴れが生じている。気の緩みに注意し、夏を越す独自策を見つけたい。