2023.10.25
朝、「お早うございます」と、登校途中の小学生数人があいさつして家の横の道を通り過ぎて行く▼家が通学路に面しているため、何人かと連れ立って登校する子どもを見かける。子どもたちを見ていて、先月福井県であった事故を思い出した。福井県鯖江市で通学途中の小6男児が、倒れてきたブロック塀の下敷きになって大けがをする事故があった▼倒れた塀は老朽化の上、鉄筋も入っておらず、所有者はいづれ直そうと思っていたが、改修費用がなく長年放置していた。外見は大丈夫に見えても、ブロックにひび割れが入っていると、そこから雨水がしみ込んで、強度が落ち倒壊の危険が生じるのだ▼東日本大地震の時には多くのブロック塀や石塀が倒壊した。日本は地震国だけに危険な塀の改修、撤去が急がれるが、費用が高額なため二の足を踏む所有者は少なくない。多くの自治体で費用の補助をしているが、高額なだけに補助金の拡充も必要になってくるだろう。