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2013.06.17

新聞を作っているという仕事柄か、巷で見聞きする当たり前の言葉について考える時がままある。で、わき出た疑問をあらためて調べて得た〝発見〟がまた結構楽しい▼例えば、よく晴れた日に使う「ピーカン」。かんかん照りからきていると思っていたのだが、語源にはいろいろ説があるようだ。1つは、真っ青な「(たばこ)のピースの缶」に由来するというもの。その色のような青空から「ピーカン」という語句が生まれたとのこと▼ただ異説もあり、「パーフェクト・コンディション(完全な状態)」を略した「パーコン」がなまったとも。どちらにしても長年人々の間で言い伝えられて今に至ったのだろう。そして、毎年生まれる新語も、やがてはこのように社会に浸透していくに違いない▼思えば「メタボ」も「婚活」も「アラフォー」も、10年前にはなかった言葉だが、今それらの意味を知らない人はほとんどいないだろう。まさに、言葉は人間とともに生きている。

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