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2010.05.27

 「億万長者が108人!」。小社近くの宝くじ売り場には、現在発売されているドリームジャンボ宝くじの高額当籤の夢を求め、今日もファンが列をつくる▼独立行政法人や公益法人を対象とした行政刷新会議の事業仕分け第2弾が終了した。総務省が所管する「日本宝くじ協会」も俎上に載り、4つの事業が廃止と判断され、天下りなどの問題が解決するまで、総務相に宝くじの発売を認めないよう求める結論も出された▼宝くじ売り上げの当籤金、収益金、経費の配分は法律で決められている。仕分けの結果に法的拘束力はないとはいえ、指摘された複雑な経費分配の流れや天下りの実態を見る限り、ぜひ体質の見直しを期待したい▼1等当籤は1ユニット(1000万枚)に1枚。実際にはあり得ないが、経費削減分が当籤金の幅を広げることに使えるなら、〝宝くじに当たるような〟と揶揄される当籤確率の低さも、少しは〝身近な夢〟に近づくことになるのだが。

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