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2014.1.4

今年の初日の出は、取材を兼ねて小浜海岸で迎えた。堤防には家族連れなどが大勢駆けつけ、1年の幸せを願っていた▼この海岸沿いの小浜町もまた、津波で甚大な被害を受けた。震災後に来てみたが、家並みは無くなり、泉町下川と岩間町を結ぶ道路ぞいはがれきの山となっていた。今も震災のつめ跡はそこここに残っている▼今年の3月11日で震災から丸3年。復旧・復興も4年目を迎えるが、さて、今年はどれだけ歩みを進めるだろう。被災した海岸部では震災復興土地区画整理事業が本格的に始まり、災害公営住宅への入居も始まる。沿岸海域での試験操業も魚種・海域ともに拡大することになった▼前を向けば明るい兆しも見えるが、原発事故による風評被害や除染問題は依然として足元にまとわりつく。同じ市民でありながら、地元で取れた農産物や魚介類に対する安全性の認識がまるで異なるのは、市外へのイメージを損なうのだが…。正念場となる4年目だ。

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