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2010.07.17

 甲子園出場をかけた高校球児たちの熱い闘いが繰り広げられている。全国紙のスポーツ新聞で、かつて甲子園を騒がせた強豪校が名もないチームに負けたりする記事を見ると、時代の移り変わりを感じる▼一番変わったのは私立校の台頭だろう。よその地方大会を見ると、どこにある学校だかわからない名前の私立校が強豪校の仲間入りを果たしている。そしてメンバーも地元の子はわずかで、たいていは関西や首都圏の子だったりするのである▼こう書くと勝利至上主義を非難しているようだが、そうではない。何の目的意識をもたず、日々を無為に過ごしている生徒よりよほどいい。16、17の親に甘えたい盛りの少年が実家を離れて高校野球に専念する。その目は甲子園、プロも見据えている▼寄せ集めではなく、そういう心構えの選手が多くいるから強いのだろう。強い目的意識。これは高校野球だけではない、特に若い人たちに持ってもらいたい大事な心構えである。

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