1. HOME
  2. ブログ
  3. 片隅抄
  4. 2011.04.26

2011.04.26

東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、原発から半径20~30㌔圏内に設定されていた「屋内退避区域」指示。区域には、いわき市北部地域の一部が含まれた。風評被害の要因にもなり、市民を悩ませていたこの指示が22日、ようやく解除された▼また、国が示した放射線量の今後1年間の累計推定値でも北部地域の最も高い地点でも8・4㍉シーベルトと、国際放射線防護委員会や国際原子力機関の基準値・年間20㍉シーベルトを大幅に下回っている▼これまでも、毎日発表されている環境放射能測定値のデータなどを見ても低く安定しており、なぜ屋内退避区域が解除されないのか疑問だった。今回、屋内退避区域が解除されたことは、いわきの安全性が示されたということ▼暫定規制値を上回る放射性物質が検出された農産物や水産物もあり、放射能に対しては今後も予断を許さない。こうした被害に対する補償には、東電にも国にも、真摯《しんし》な対応を見せてほしい。

関連記事

海産物加工品の製造販売 丸市屋

カテゴリー