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2011.07.06

 連日、ぐずついた天気が続いている。それでも太陽が顔をのぞかせれば、気温は一気に上昇、間近に迫った夏の到来を告げている▼今年は原発事故の影響から全国で電力不足が予想され、官公庁をはじめ民間企業でも節電の取り組みが強く求められている。一般家庭でも今年の夏はエアコン使用を制限すると聞く。そこで心配なのが熱中症。日差しの強い屋外だけではなく、室内も要注意だ▼昨年夏、自室の冷房を控えたことで高齢者が脱水症状に陥り、亡くなる痛ましい事故があったことは記憶に新しい。こまめに水分の補給を行い、体に熱をためない工夫をすることが大事になってくる▼ただ、節電への意識を強く持つことは大事だが、だからといって無理は禁物。暑さを我慢しすぎて命にかかわるようなことがあってはそれこそ大変だ。猛暑の夏が始まろうとしている。高齢者には節電を過剰に意識せず、暑さで具合が悪ければエアコンなどを使って涼をとることだ。

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