2011.07.18
今日1番のキーワードは、やはり「なでしこ」だろう。早朝にあった女子W杯サッカー決勝の日本代表を、テレビを通して応援し、寝不足気味の人も多いに違いない▼強豪アメリカ相手にPK戦を制して粘り勝ちした「なでしこジャパン」は、今の日本にとって大きな励みであり、猛暑が続く中の朗報にそう快な気分になった。あらためて最大限の賛辞を送りたい▼「なでしこ」の愛称は2004年のアテネオリンピックから、これで女子サッカー日本代表の知名度が一挙に上がった。控えめながらりりしさを漂わせる、日本女性を象徴する際の「やまとなでしこ」に由来する。大柄なアメリカ選手に果敢に挑む「なでしこ」たちは、まさにその代名詞そのもの▼さらに今大会では、メンバーの笑顔や楽しげな表情が多く報道されていたが、そんな明るさも強さの秘けつだと感じた。その姿に、立ち上がる力をもらった人はきっと多いはず。朝日の中で、そんな感慨を強くした。