2011.08.27
ウサイン・ボルトがまた世界新記録を更新するか楽しみな世界陸上が開幕したが、市内でも昨日から中学・高校生の新人陸上が始まった▼陸上は100㍍やマラソンが人気種目だが、抄子は競歩という一見地味な種目に心ひかれる。新人陸上初日に行われた高校女子5000㍍競歩は、従来の3000㍍から距離を延ばして今回から初めて実施された▼マラソン選手は疲れると歩いてしまうが、競歩の場合は走って(両足が同時に浮くこと)しまうとか。競歩ではそうなると6カ所で目を光らせている審判に反則をとられるからつらい。1周400㍍のトラックを12周と200㍍。運動不足の抄子などは1周するだけで疲れてしまう▼駆け引きもある。出場した3選手は苦しさを押し殺したような表情で30分前後かけて歩き通した。ゴールまで見ていたが、なぜこの種目に挑戦するのか今度じっくり聞いてみたい。寡黙で、謙虚で、粘り強さをもった女の子。そんな気がする。