2011.12.21
年末年始の交通事故防止運動が始まった。今回は「高齢者の交通事故防止」を運動の基本に、1月7日まで全県挙げて行われる▼全国的に見て、安全教育の徹底もあって総発生件数は減少傾向にあるが、高齢者の事故だけは増加している。県内でも先月18件の死亡事故があったが、うち10件で高齢者が犠牲となった。そのため高齢者の事故防止は毎年、運動の優先課題の1つに挙げられる▼高齢者の事故の半数は車と歩行者によるもので、大部分が夜間に発生。そこで高齢者にお願いしたいことは、加齢による衰えはしかたがない、問題なのはそのことを自覚し対処法を見つけること。夜間の外出時には反射材を身に着けるなど、自分の身は自分で守るを実践してほしい▼運動では3つの重点事項も掲げられ、その1つが「飲酒運転の根絶」。年々、厳罰化が進むものの、後を絶たないのが飲酒運転。事故が起きてからでは遅い。「飲んだら乗るな」を肝に銘じてほしい。