2012.03.27
公立小学校の卒業式が23日、市内71校で一斉に開かれ3410人の児童が思い出多い学び舎に別れを告げた。これで、各年代の卒業式がすべて終わり、23年度の卒業シーズンもひとまず終了した▼東日本大震災の津波被害で永崎、豊間小、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で久之浜一、久之浜二小が他校を間借りして授業を受けた。久之浜一、久之浜二は昨年10月に自校に戻り、永崎、豊間も何とか卒業式には間に合った。いずれも、PTAや地区民、教職員が尽力してくれたおかげだと思う▼3月も残すところあと4日。4月からは新年度が始まる。桜の開花も待たれるところだが、いよいよ入学式シーズンが到来する。新入生はこれから始まる学校生活に期待と不安を感じているに違いない▼自校が使えず、4校は昨年、合同で入学を祝う会を開いた。今年は自校で入学・始業式ができる。自校で授業が受けられる幸せを感じ、有意義な学校生活を送ってほしい。