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2012.04.20

今週の日曜、河津桜が満開になった佐糠町の火力グラウンドを訪れた。早咲きで知られ、例年なら3月下旬には見ごろになるのだが、今年は寒が厳しく開花には時間を要した▼同所を管理する常磐共同火力勿来発電所では、過去2回「河津桜まつり」を開いてきた。昨年は開催寸前に大震災が発生し、今年もやむなく中止されている。来場者が交流する地域イベントとして、再開を望みたいところだ▼3日前、取材エリアの田人地区に足を運んだ。梅があり桜がある。さらにモクレン、スイセンがところどころに咲き誇っていた。ついでに市田人支所の裏手に回り、名木「石割桜」の咲き具合も確認してきた。こちらの蕾はまだ堅く、開花は少し先になりそうだ▼古来日本人は桜の花の散り際を潔い自己完結に例えてきた。震災直後、誰もが「心ここに在らず」の状態だったはず。季節が一巡し、花を見る余裕も出てきた。植物の持つ強い生命力を見習いたいと思う。

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