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2012.07.06

「名士が通った店」なるタイトルにつられ、思わずその雑誌を買った。ページをめくるとこれまでメディアに紹介された店が多く目新しいものはなかった▼作家、政治家などがひいきにしたという料理店。興味はあるが主に首都圏のため、おいそれと訪ねるわけにはいかない。食通の代表格といえば陶芸、書などの分野で類稀な才能を発揮した北大路魯山人が筆頭だろう▼逸話の1つに戦前、京都から生きたアユを東京まで取り寄せ食したという。そのアユも今が旬である。先日、四時川支流で風評被害の払しょくを目的にした「アユ友釣りプロトーナメント」が開かれ、プロと一般が竿を交えた▼この名称が存在するとは知らなかったが、バブル期には釣り具メーカー数社がスポンサーに付き、各県で大会が催されたと聞く。昨年は震災、原発事故で鮫川水系を会場にしたイベントが中止されたが、今年は「四時ダムまつり」「四時川祭り」が復活する。にぎわうことを願う。

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