2012.11.06
市は2日に災害時の情報提供などに関するアンケート結果を発表した。アンケートは、今後の災害時の情報発信強化策に活用するとともに、震災発生後の行動などを重要な記録として後世に引き継いでいくのが目的。1261件の回答があった▼アンケートによると、欲しかった情報は、複数回答で、震災発生から1週間、震災発生1週間から1カ月、震災発生1カ月から2カ月のいずれも、「東京電力福島第一原子力発電所事故の状況・放射線量」が80%を超えた。日を追うにつれて多くなっている▼また、震災で避難したかについては、半数以上の55・4%が避難したと回答。うち、47・7%が市外。震災後しばらくは、車で走っていても、ガソリン不足もあってか、車をあまり見かけなかった記憶がある▼アンケートの結果を見ながら、震災や原発事故で混乱していた当時の状況などをあらためて思い出した。今回の結果を基に、今後の情報発信などに生かしてほしい。