2013.06.26
6月も終盤に入り、気温もぐんぐん上がって蒸し暑くなってきた。こんな天気の下で、長時間、野外で作業する人はさぞ大変だろう▼そこで心配なのが熱中症。全国では熱中症で倒れ、病院に搬送される人が増えていると言う。対策としては、こまめな水分補給と暑さを避けることがポイントというが、外で働く人にとっては、水分を取ることはできても、炎天下を避けての作業は難しい。帽子を被り、暑さで気分が悪くなったら、日陰に場所を移動して、体を冷やすようにしたい▼熱中症は何も野外に限ったことではない。室内でも起きることがある。節電を意識するあまり、エアコンの温度を高めに設定し、閉め切った部屋にいて脱水症状を起こす高齢者が少なくないと。無理な節電は高齢者や幼児にとっては、命にかかわることもある▼環境省は、今年から7月を「熱中症予防強化月間」と定め、広く注意を喚起していく。しっかりとした対策をして熱中症を防ぎたい。