2013.08.02
先月前半の猛暑もおさまり、ここ2週間ほどしのぎやすい天候が続いている。水不足も困るが他県での豪雨被害を思うと自然の脅威には、なすすべもないことを実感する▼発電、水利に不可欠なダム。いわき市川部地区には、自然に囲まれた「四時ダム」がある。先日、ここで「がんばっぺ!inしとき」が開かれた。従来は四時ダムまつりとして長年親しまれてきたのだが、今年は中止になった▼「規模が大きくなりすぎた」などが主催者の弁。この不可解な中止理由に対し、ふる里「しとき」を考える会が立ち上がり、独自イベントを催したものだ。内容は企業ブースの出店がないことを除けば、例年通り盛り上がった▼アクシデントもあった。プログラムが進行中、体調を崩した来場者に地元スタッフがすぐさま介護し、「この中に看護師さんはいませんか」と場内アナウンスするなど、迅速かつ適切な処置を施し事なきを得た。水と緑、人の心も豊かだった。