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2013.08.24

青空にもくもくと空高くわき上がっていた入道雲が消えて、ちぎれ雲、うろこ雲に変わるころになると〝新人〟たちの出番だ▼新人――1・2年生の中には既に上級生を押しのけ、レギュラーとして実績を残している選手もいるが、たいていは夏までのシーズン中、控えに甘んじて第一線で活躍する機会を手にできないでいた▼サッカーやラグビー、駅伝のような冬のスポーツを除けば、秋は、そうして活躍のチャンスを待ち望んでいた新人たちが、自分の〝可能性〟という殻を打ち破る季節でもある。今まで脚光を浴びることのなかった新たな才能がいつ、どこで花を咲かせるか、本当に楽しみだ▼市内では新人陸上が始まり、野球も高校と大学で開幕した。これから各種目で新人たちの戦いが繰り広げられる。秋は収穫の季節だが、アマチュアスポーツ界にあっては新しい芽が開花する季節になる。まだ精神的、技術的に青くさくても、将来を楽しみに応援していきたい。

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