1. HOME
  2. ブログ
  3. 片隅抄
  4. 2013.09.13

2013.09.13

先日のいわき市長選を含め、統一地方選、国政などの投票には毎回足を運んでいる。いわきに戻り初めての選挙は、昭和63年9月の県知事選だった。当時、松平勇雄知事の後継をめぐり、保守系では参院議員、旧建設省技監の経歴を持つ2人が立候補した▼擁立した両陣営の思惑もからみ、自民党県連は分裂状態になるなど選挙戦は熾烈を極めた記憶がある。調べてみると、その知事選での投票率が81・20%と今と比べ、驚くほど高い。県民も熱を帯びていたということだろう▼市長選だが、市政継続と刷新が大きな争点になったものの、投票率は51・13%。期日前投票が好調のため、多少の後押しはあったか。俗に雨が降ると投票率が左右されるという▼同選挙当日、今にも降りそうな午前8時半すぎ、投票所の公民館を訪れた。記入する部屋にはテレビがつき、朝刊を広げる立会人がいた。投票が済むまで様子は変わらず、かつてなかった緩んだ空気に唖然とした。

関連記事

海産物加工品の製造販売 丸市屋

カテゴリー