2014.05.27
初夏の訪れを告げる待望の初ガツオが21日早朝、小名浜魚市場に初水揚げされた。魚市場といわき明星大での放射性物質検査の結果は、検出限界値未満だった▼今回初水揚げされたカツオは、地元の寿和丸船団が千葉県銚子市・犬吠埼の南東約320㌔沖で漁獲した約10㌧。50㌢前後、2・5㌔前後の中型が中心で、脂の乗りもいいという。旬となるこれからが楽しみ▼カツオの初水揚げに先立つ19日には、市漁業協同組合によるアワビの試験操業が行われ、小浜漁港に初水揚げされた。水揚げされたアワビは、いずれも体長10㌢、300㌘以上だった。東日本大震災後は、初めてとなる。試験操業の対象魚種も増えてきており、少しずつではあるが、対象魚種が増えていくことは喜ばしい▼カツオが初水揚げされた日にスーパーなどを巡った。やや少なめの水揚げだったためか、〝小名浜産〟のカツオはまだ食していない。旬を迎えるこれからの漁獲量増加に期待したい。