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2014.06.06

JR各駅構内でよく目にする凶悪犯罪のポスター。事件にかかわる容疑者、被害者の写真が刷り込まれている。その1つに8年半前、栃木県で発生した女児誘拐殺人事件があった。いたいけな姿の児童が痛ましく映る▼先日、別件逮捕された男の供述から事件関与が明らかになり、逮捕された。発生当初、捜査線上に浮かんでいたという容疑者だが、決定的な証拠がつかめず、いたずらに時間を費やしてしまった感もある▼昭和38年、東京・台東区で起きた「吉展ちゃん誘拐事件」。公園で遊んでいた男児が何者かに連れ去られ、身代金も奪われた。容疑者を追い詰める地道な裏付け捜査の結果、2年4カ月後に遺体発見という形で解決した▼両事件ともさまざまな情報が寄せられていたという。先の吉展ちゃん事件では容疑者の声が公開されたが、不審に思った親族からの一報も埋没している。相互監視の社会は住みにくいものだが犯罪抑止にすべきことは多い。

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