2014.06.25
日本では道路交通法によって、運転者はチャイルドシートを使用しない6歳未満の幼児を乗せて、車を運転してはならない決まりがある▼ところが、全国の警察と日本自動車連盟が行ったチャイルドシート使用状況調査によると、本県は全国平均の61・9%を5%以上下回る56・0%で全国32位となっている。東北6県では5番目に低い数字。関係者は「チャイルドシートの意味が分かっていないのではないか」と疑問の声を上げる▼さらには年齢が上がるにつれて使用率が低下する傾向にあり、助手席、後部席とも座席にそのまま着座させている。体の自由が奪われるためチャイルドシート使用を嫌がる子どもがいると聞くが、事故を考えると、ことチャイルドシートに関しては子どもの言いなりになる親であってはならない。子どもの安全を守るためにもチャイルドシートの使用を習慣化したい▼100%使用が当たり前のはずのチャイルドシート。来年こそは汚名返上だ。