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2014.07.11

「フラガール」の母体、常磐音楽舞踊学院が創立50周年を迎えた。炭鉱閉山を前に逆転の発想から生まれた旧常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)。創立時からメーンショーに不可欠なフラダンサーを養成してきた▼大ヒットを記録した映画でも分かるように若い女性が人前で肌を露出し、踊りを披露することは当時の社会通念上、快く受け入れられることはなかった。だが「一山一家」の絆のもと、起死回生の立役者になったことは事実▼先日、東京国際フォーラムで開かれた50周年記念公演「イムア・未来へ」は約4800人の来場者を集め、盛況のうち終了した。同学院長を務める井上直美常磐興産社長は、あいさつの中で「半世紀の歴史を集約したフラ文化―」と述べた▼全国で広く親しまれているフラダンス。発信元は、いわき市常磐からといえよう。50年前、関係者が流した汗と涙の結晶が今こうして「文化」の域まで到達した。

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