2014.10.08
あす告示の知事選には、新人6人が立候補を表明、今月26日投開票に向けて熱い戦いを繰り広げる▼今回は「脱原発に加え、復興に向けたさらなる加速」が最大の争点として挙げられる。県民はどの候補者に本県の舵取り役を任せるのかが問われる。各候補者ともさまざまな形をとり、当選後県政の場で実施する政策を打ち出している▼中身を見ると、震災復興はもとより、住宅、医療、地域経済、雇用などを挙げている。本県もご多分に漏れず少子高齢化が進み、低年齢保育や介護などの充実は気になるところだ。ほかにも復興住宅の整備促進、風評対策と課題は山積。スピード感を持って取り組まなければ公約倒れにもなりかねない▼今回の知事選は「新生ふくしま」を担う県民の代表者を選ぶ重要な選挙だ。選挙戦に入れば各候補者は県内をくまなく走り回り、有権者に支援を訴える。しっかり聞いて、だれに投票するかを考えてほしい。棄権からは何も生まれない。